春分は二十四節気でいう春の半分にあたる。
昼と夜が同じ長さになる日としてヨーロッパでも春の始まり。
「自然を讃え、生物をいつくしむ日」
古の人々がこうやって一年を二十四節気に分けて、自然に寄り添い農作業の判断を
していた暦。今尚大切にしている日本の文化は素晴らしい。
行事ごとに食されるものにはその季節に必要な薬草が使われているのを意識している
人はどれくらいるだろう。
古の人の心地良く過ごすための知恵を私達は今現在、考えもせずに食し、体をケアしているのだ。
春分にはよくぼた餅が食べられる。
小豆には邪気を払い、魔除けの効果があると言われている。
今回はせっかくだから小豆で作った餡子に加え、桜の季節、桜の葉の塩漬けや桜の花を使って
春の薬草ケアをしてみよう。
桜の葉
桜の葉の塩漬けや花には「クマリン」という成分が含まれている。この成分には抗菌作用、血圧低下作用、
芳香、アルツハイマー防止、ガンの抑制作用、リラックス効果もある。
春の八ツ橋
材料
団子粉 100g
砂糖 70g
水 140cc
餡子 適量
きな粉、シナモンを混ぜておく(適量)
桜の花の塩漬け 適量
①粉と砂糖と水を入れてまぜる、それを火にかけて練る。
②きな粉とシナモンを混ぜたものをまな板に広げ、練った餅をその上で伸す。
③正方形に切り、真ん中に作った餡子をのせ包む。
④最後に桜の塩漬けをのせる。
この季節を春の薬草で美味しく楽しんで。
さて、ではドイツで同じ薬効のある植物は身近にないだろうか?
※なんでもバランスが大切、ご自分の体の状態を考えてご自分の責任で。
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